※希少種は集計表から除外していますので、報告数と数が合わない場合があります。
※添付する表を改定し、「日本鳥類目録改訂第7版」の分類番号を付しましたが、並び方は従来通りアイウエオ順とし、出現の可能性のある種名を追加しています。
※「たろやまの郷」と「たかおの杜(成山)調整池」では、環境の違いから生息する鳥の種類が違いますが、集計表には新記録種を随時加え、共通のものを使用します。
※種数で( )書きがあるのは、鳴き声だけでは判断できないシロハラとアカハラを、同じ日に鳴き声を聞き、別の場所でシロハラもしくはアカハラを視認した時に、1種増えるかどうかという場合や、詳細を確認できなかった〇〇の仲間を意味する「sp.」がいた場合です。
2024年5月2日 4月のたろやまの郷の野鳥情報
キビタキが飛来して、早朝6時台に調査に行く回数が増えたので、日中にはあまり見られない(聞けない)記録がありました。今回はエクセルの報告とは別に、写真を添付します。
キビタキの初認は4月14日(別添の写真1)でした。その頃から郷内でツミの鳴き声が聞こえるようになり、4月15日にはコナラ林の中でツミが飛び回り、杉の木に巣材の小枝を運び込む姿が見られました。(報告の記録内の写真)ツミは小鳥類を捉えるので、コナラ林での繁殖は脅威になると思っていましたが、カラスが集まってきて、それを追い払おうとするツミと争う場面が展開されました。結局、コナラ林の巣は作りかけのまま、放棄されました。
4月18日から数日間は、田んぼでオシドリのつがいの姿(別添の写真2)が見られました。18日には、♂がメダカ池脇の高い枝にとまる姿(別添の写真3)が見られました。オシドリは木のウロで子育てをするので、たろやまの郷内にフクロウ用に架けた巣箱(今季は3つに増えました)で営巣する可能性があります。
田んぼにサシバが飛来し、カエルを掴まえて枝で食事する場面(別添の写真4)も見られました。
野鳥の鳴き声がシャワーのように降り注いでくる早朝(日の出後~6時台)が、観察のオススメです。旧郷土の森・つくし座団地側から「たろやまの郷」に入った方が、逆光にならないので鳥の姿は良く見えます。駐車場から田んぼへの坂道を下す際も、静かにゆっくりと歩いて、鳥を飛び立たせないように観察するのがポイントです。
今季はキビタキが例年になくたくさん飛来しています。市内のあちこち(栗山小鳥の森、総合公園など)でキビタキが観察できます。キビタキの鳴き声は以下で聞くことが出来ますので、出かける前に予習して、鳴き声を頼りにその姿を見つけてください。
バードリサーチ鳴き声図鑑| バードリサーチ / Bird Research (bird-research.jp)
鳴き声で探そう!|日本の鳥百科|サントリーの愛鳥活動 (suntory.co.jp)
オシドリ
キビタキ
オシドリ♂
ツミ
2024年4月1日 3月のたろやまの郷の野鳥情報
3月は21回の観察で、トータル31(32)種599羽を確認しました。 ピックアップした日は、最多出現種を記録した3月22日で、18種28羽です。
3月はカワセミの飛来が3回、コサギが2回、確認しました。
昆虫と鳥類の初認日:テングチョウ(3/16)、ビロードツリアブ(3/17)、ツバメ(3/24)、サシバ(3/29)
2024年3月2日 2月のたろやまの郷の野鳥情報
2月は10回の観察で、トータル27(28)種339羽を確認しました。 ピックアップした日は、最多出現種/数を記録した2月1日で、19種58羽です。
2024年2月2日 1月のたろやまの郷の野鳥情報
1月は19回の観察で、トータル28(29)種800羽を確認しました。 ピックアップした日は、最多出現種/数を記録した1月29日で、15種55羽です。
たろやまの郷では枯死木の伐採が行なわれていますが、場所によっては、落下しそうな枝がまだありますので、注意して散策をお楽しみください。